カット陳列(カットケース陳列) とは | 用語集 | 株式会社イーエムオー カット陳列(カットケース陳列) とは | 用語集 | 株式会社イーエムオー

glossary

カット陳列(カットケース陳列) かっとちんれつ

カット陳列とは、商品を配送用の段ボール箱に入れたまま、箱の一部をカッターなどで切り取って、箱そのものを陳列什器として活用する手法です。「段ボール陳列」や「ケース陳列」とも呼ばれます。主にディスカウントストア、スーパーマーケット、ドラッグストアなどのセルフサービス方式の店舗で、飲料、カップ麺、スナック菓子などの低価格・大量販売商品に採用されます。


カット陳列の主なメリット

  1. 品出し作業の劇的な効率化
    商品を一つずつ棚に並べる手間が省け、箱ごと置くだけで陳列が完了します。人件費の削減に直結するため、ローコストオペレーションを支える重要な技術です。

  2. 圧倒的なボリューム感と「安さ」の演出
    段ボールが積み上がっている様子は、お客様に「大量入荷=安い」という心理的なインパクト(ディスカウント感)を与え、購買意欲を刺激します。

  3. 什器コストの削減
    段ボール自体が棚の役割を果たすため、高価なシステム什器や仕切り板を用意する必要がありません。

  4. 在庫管理の簡素化
    箱単位で在庫を把握しやすく、商品が減った際も箱ごと入れ替えるだけで済むため、常に「満載感」を維持しやすくなります。


代表的なカットの方法

  • 前面カット: 箱の正面のみを切り抜き、中身が見えるようにする方法。棚の中段などで使われます。

  • 斜めカット(サンダーカット): 箱を斜めに切り落とし、奥の商品まで手に取りやすくする方法。視認性と取り出しやすさのバランスが良い切り方です。

  • トップカット: 箱の蓋部分だけを取り除き、上から商品を出す方法。平積みの下段や大容量商品に適しています。


成功させるための運用のコツ

  • 切り口の美しさ: 切り口がギザギザだと店舗の清潔感を損なうため、専用の段ボールカッターを使用し、直線的に美しくカットすることが求められます。

  • SRP(シェルフ・レディ・パッケージ)の活用: 近年では、メーカー側が最初から「手でミシン目に沿って割るだけ」で陳列できる箱を設計しているケースが増えており、さらなる効率化が進んでいます。

  • アクリル什器との使い分け: 高級感を出したい商品やテスターが必要な化粧品などはアクリル什器を使い、回転の速い消耗品はカット陳列にするなど、メリハリのある売り場構成が重要です。