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ハンガー什器 はんがーじゅうき

ハンガー什器とは、商品をフックやバーに吊り下げて陳列するための什器の総称です。「吊り下げ什器」とも呼ばれ、アパレル製品だけでなく、日用品、食品、化粧品など、パッケージに吊り下げ穴があるあらゆる商品の陳列に活用されます。限られた売り場スペースにおいて、「垂直方向の空間」を有効活用し、商品の視認性と手に取りやすさを向上させるための必須アイテムです。


ハンガー什器の主なメリット

  1. 省スペース・高密度陳列
    棚板を必要としないため、棚と棚の隙間や什器のサイド(サイドネット)、レジ横などのデッドスペースを即座に販売エリアに変えることができます。

  2. 視認性(アイキャッチ)の向上
    商品が正面を向いて整然と並ぶため、顧客が歩きながらでも内容を認識しやすくなります。特にパッケージデザインが重要な商品に適しています。

  3. ついで買い(クロスMD)の促進
    関連商品の近くに配置しやすいため、「フライパンの横にターナーを吊るす」といった関連購買を強力に後押しします。

  4. メンテナンスの容易さ
    フックに掛けるだけの構造なので、品出しや整理(前出し)が素早く行えます。


代表的なハンガー什器の種類

  • ストリップボード(吊り下げストリップ): プラスチックや紙製の細長い板にフックが並んだもの。什器の支柱などに引っ掛けて、商品を縦一列に陳列します。

  • ハンガーボード(フックパネル): パンチングボードやネットに複数のフックを取り付けたもの。壁面やエンド展開で大量の商品を面で見せる際に使用します。

  • クリップ什器: フック穴のない袋入り菓子などをクリップで挟んで吊るすタイプです。

  • アクリル製ハンガーケース: 透明なアクリルボックスをフックで吊り下げられるようにしたもの。小物をバラバラにならずに美しく、かつ保護しながら展示できます。


演出効果を高めるポイント

  • フェイス(正面)の維持: 商品が常に正面を向くよう、フックの形状や商品の重心を考慮して設計・設置します。

  • 段差(ライザー)効果: アクリル製の段差パーツを併用することで、吊り下げた商品の中に高低差を作り、特定の「おすすめ商品」を目立たせることができます。

  • 素材の選定: 長期設置なら耐久性のある金属や塩ビ(PVC)、短期キャンペーンならコスト重視の紙(カートン)やPET素材など、用途に合わせて使い分けます。