関連陳列 (かんれんちんれつ)
関連陳列(クロスマーチャンダイジング、略してクロスMD)とは、カテゴリーの枠を超えて、「一緒に使われる商品」や「組み合わせて使うと便利な商品」を同じ場所に並べる陳列手法です。消費者の「〇〇を作るなら、これも必要だ」という潜在的なニーズを呼び起こし、予定していなかった商品の購入(非計画購買)を促すことで、客単価の向上を目的としています。
関連陳列の主なメリット
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「ついで買い」の誘発
主目的の商品(パスタなど)のすぐ横に関連商品(パスタソース、粉チーズ、タバスコなど)を配置することで、お客様が店内を探し回る手間を省き、同時購入を促します。 -
メニュー・生活シーンの提案
「今日の夕飯は麻婆豆腐にしよう」と思わせるように、ひき肉の横に麻婆豆腐の素や長ねぎを置くなど、具体的な「コト(体験)」を提案できます。 -
お買い物利便性の向上
必要なものが一箇所にまとまっているため、買い忘れを防ぎ、短時間で効率よく買い物を済ませたいお客様の満足度を高めます。 -
死角商品の活性化
普段は目立たない調味料や調理器具などを、回転率の高い生鮮食品の横に置くことで、注目度を飛躍的に高めることができます。
関連陳列を支える什器とツール
関連陳列は、本来の棚割り(プランノグラム)の外側に「割り込む」形で行われることが多いため、柔軟性の高い什器が活用されます。
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ストリップボード(吊り下げ什器): 棚の支柱やエンドの脇に吊るし、省スペースで小物を関連陳列します。
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アクリル製サイド什器: 透明なアクリルケースを既存の棚の横にフックで固定。メイン商品の景観を損なわずに、関連するスパイスや小物を美しく展示できます。
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ウイング什器: ゴンドラの両サイド(ウイング)に取り付ける棚。エンド陳列と連動した強力な関連訴求が可能です。
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アクリルステージ・傾斜台: メニュー提案のPOPと一緒に、メイン商品と関連商品をセットで一段高く展示し、フォーカルポイント(注視点)を作ります。
具体的な組み合わせ例
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精肉売り場 × 焼肉のタレ・キッチンペーパー: 調理に直結するアイテムを配置。
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アルコール売り場 × おつまみ・アクリル製グラス: 晩酌シーンを想起させる。
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掃除用品 × ゴム手袋・アクリル製収納ケース: 掃除から整理整頓までを一連の流れで提案。