glossary

ポップ(POP) ぽっぷ(ぴーおーぴー)

ポップ(POP:Point of Purchase advertising)とは、「購買時点広告」を指します。店舗内で商品付近に設置され、商品の特徴、価格、使用メリットなどを伝えることで、お客様の「買いたい」という気持ちを後押しする**「動かない店員」**の役割を担います。単なる情報伝達だけでなく、売り場の賑わいやブランドの世界観を作り出す、VMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)の要となるツールです。


ポップの主な役割とメリット

  1. 非計画購買(つなぎ買い)の誘発
    買い物の予定になかった商品でも、魅力的なキャッチコピーや写真によって興味を引き、衝動買いを促します。

  2. 接客の効率化と補完
    店員が一人ひとりに説明しなくても、ポップが商品のスペックや使い方を解説してくれるため、セルフサービス主体の店舗では不可欠です。

  3. 売り場の活気(賑わい)演出
    色とりどりのポップや、季節感のあるデザインは、店舗全体を明るく活気ある雰囲気に変え、滞在時間の延長に繋がります。

  4. ブランドイメージの統一
    アクリル、木材、紙など、什器の素材感に合わせたポップを展開することで、ブランドの独自性や高級感を演出できます。


形状・設置場所による分類

ポップはその形や置く場所によって、多様な名称で呼ばれます。

  • カウンターPOP: レジ横や展示台(什器)の上に自立させるタイプ。アクリルホルダーに入れて高級感を出すのが定番です。

  • スイングPOP: 棚のレールから手前に突き出し、ゆらゆら揺れるタイプ。歩行中の視線を奪うアイキャッチ力が抜群です。

  • レールPOP: プライスレールの溝に差し込む横長のタイプ。棚割りの区切りを明確にします。

  • トップサイン(ボード): 什器の最上部(トップ)に掲げる大きな看板。遠くからでもカテゴリーを認識させます。

  • スポッター: 棚板から少し突き出して、特定の商品を指し示す小さなポップです。


素材と演出の工夫

什器のプロフェッショナルは、素材を使い分けることでポップの効果を最大化します。

  • アクリル: 透明度が高く、清潔感や高級感を出したい場合に最適。中身の差し替えが容易な「アクリルT型スタンド」などは店舗の必須アイテムです。

  • PET・塩ビ: 耐久性が高く、水濡れや汚れに強いため、キッチン用品や食品売り場、屋外に近い場所に向いています。

  • スチレンボード: 軽くて厚みがあるため、立体的な形状カットを施し、フロア什器のアイキャッチとして活用します。

  • LED電飾: 導光板付きのアクリルフレームを用い、ポップ自体を発光させることで、視認性を劇的に向上させます。