塩ビ(PVC)什器 とは | 用語集 | 株式会社イーエムオー 塩ビ(PVC)什器 とは | 用語集 | 株式会社イーエムオー

glossary

塩ビ(PVC)什器 えんびじゅうき

塩ビ(PVC:ポリ塩化ビニル)什器とは、プラスチック素材の一種である塩化ビニル樹脂を用いて製作された店舗用什器です。加工のしやすさとコストパフォーマンスの良さから、アクリル什器と並んで店頭販促(POSM)の現場で非常によく使われる定番素材です。「硬質塩ビ」はパネルやケースに、「軟質塩ビ」はカードケースや仕切りなどに使い分けられ、幅広い用途に対応します。


塩ビ(PVC)什器の主なメリット

  1. 優れた加工性と柔軟性
    加熱すると柔らかくなる性質(熱可塑性)が強く、曲げ加工や成型が容易です。また、衝撃に強く割れにくいため、複雑な形状のホルダーや、薄くても丈夫な仕切り板を作成するのに適しています。

  2. コストパフォーマンス
    アクリルと比較して材料費が安価な傾向にあり、大量の店舗に配布するプロモーション用什器の製作コストを抑えることができます。

  3. 自己消化性(難燃性)
    火源を遠ざけると自然に火が消える性質があるため、防災基準が厳しい百貨店やショッピングモール、公共施設での使用に適した安全性の高い素材です。

  4. 耐薬品性と耐久性
    油や酸、アルカリなどの薬品に強いため、化粧品(油分を含む)のディスプレイや、清掃頻度の高い場所の什器としても劣化しにくいのが特徴です。


アクリル什器との使い分け

  • アクリル: 透明度と高級感を最優先する場合。厚みを持たせて重厚感を出したい展示台など。

  • 塩ビ: コスト、耐衝撃性、難燃性を重視する場合。薄手のカードケース、プライスホルダー、大量生産の棚割パーツなど。


什器・販促ツールでの活用例

  • プライスレール・カードホルダー: 透明な塩ビシートを曲げ加工したホルダー。棚の前面に取り付け、価格表やPOPを差し込みます。割れにくいため、頻繁な情報の差し替え作業にも耐えられます。

  • 仕切り板(ディバイダー): 棚の上の商品を整理するためのパーツ。薄くても強度があり、L字曲げ加工などで簡単に自立させることができます。

  • テスター・サンプリング台: 液だれや汚れに強いため、試供品を置くための簡易的なステージやトレイとして活用されます。

  • 吸盤付きPOPスタンド: 柔軟性を活かし、ガラス面や什器に吸盤で固定するタイプのスイングPOPなどのアーム部分に使用されます。