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トルソー とるそー

トルソーとは、人間の頭部、腕、脚を除いた**「胴体部分」のみを形どった陳列什器**です。イタリア語で「胴体」を意味します。全身型のマネキンよりもコンパクトで扱いやすく、アパレルショップの棚の上、カウンター、ウィンドウ内など、限られたスペースで商品の立体的なシルエットを伝えるために多用されます。


トルソーの主な役割とメリット

  1. 特定アイテムのディテール強調
    ジャケット、シャツ、ニット、ランジェリーなど、上半身や胴回りのデザインを際立たせるのに最適です。脚がない分、お客様の視線が自然と商品の素材感や襟元のカッティングに集中します。

  2. 省スペースでの立体陳列
    全身マネキンを置けない狭い棚の上や、レジ横のカウンターなどにも設置可能です。「平置き」や「ハンガー陳列」よりも圧倒的に着用イメージが伝わりやすくなります。

  3. 着せ替えの容易さ(オペレーション効率)
    腕や脚の着脱が不要なタイプが多く、スタッフが短時間で頻繁にコーディネートを変更できます。常に鮮度の高い売り場を維持するのに貢献します。

  4. インテリア性の高さ
    布張り(リネン)やアンティーク調、木製スタンド付きなど、デザイン性が高いものが多く、什器そのものが店舗の装飾(インテリア)として機能します。


トルソーの種類とバリエーション

  • メンズ・レディース・キッズ: それぞれの体型に合わせたラインナップがあり、ブランドのターゲット層を明確にします。

  • 布張り(ピンワーク用): 表面が布で覆われており、ピンを刺して服のたるみを調整できるタイプ。オーダースーツ店やアトリエ風の演出に向いています。

  • 樹脂・プラスチック製: 表面が滑らかで、モダンな印象。ホワイト什器やアクリル什器と相性が良く、清潔感を演出できます。

  • ハーフシェル(半面): 背面が空洞になっているタイプ。壁面に掛けたり、連結して大量に並べたりすることができ、コストも抑えられます。

  • ワイヤータイプ: 金属のワイヤーで形作られたもの。服を着せずにそのまま置くだけでもオブジェのようなお洒落な演出が可能です。


VMDでの効果的な活用法

  • 棚上(シェルフ上)でのアイキャッチ: 定番棚の最上段にトルソーを配置することで、遠くからでもそのコーナーが「何を売っている場所か」を知らせる目印になります。

  • アクリルライザーとの組み合わせ: 透明なアクリル製の台(ライザー)の上にトルソーを載せることで、より高い位置に商品を配置し、浮遊感と高級感を演出します。

  • アクセサリーとの連動(クロスMD): トルソーに服を着せるだけでなく、ネックレスやスカーフを巻くことで、小物の関連購買を促します。