コーナー什器 (こーなーじゅうき)
コーナー什器とは、店舗の壁面の角(コーナー)や、島状に配置された什器の四隅に設置するために設計された専用什器です。 店舗デザインにおいて、角の部分は「デッドスペース(活用しにくい無駄な空間)」になりがちですが、コーナー什器を導入することで、空間を途切れさせることなく連続性のある陳列を実現できます。
コーナー什器の主な役割とメリット
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デッドスペースの有効活用
通常の長方形の什器では隙間ができてしまう直角の角部分にフィットし、陳列面積を最大化します。 -
動線のスムーズな誘導
角が直角だとお客様の動きが止まりやすくなりますが、コーナー什器(特に扇形やR形状のもの)を置くことで、視線と歩行を自然に次の通路へと促します。 -
ゾーニングの切り替えポイント
壁面のカテゴリーが変わる「境目」として機能します。例えば、右側の壁は「シャンプー」、左側の壁は「ボディソープ」といった具合に、コーナーを起点にゾーニングを明確にします。 -
アイキャッチ・シンボル展示
角地は複数方向から視線が集まる場所です。ここにアクリル製のライザーやスポットライトを組み合わせたコーナー什器を置くことで、新商品やおすすめ品を際立たせる「特等席」にできます。
代表的な形状とパターン
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扇形(1/4円)タイプ: 前面が緩やかなカーブになっており、動線を遮らずに柔らかい印象を与えます。アパレルやコスメなどの高級感を演出したい店舗に最適です。
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直角(内角)タイプ: 壁の入り隅にぴったり収まるL字型のタイプ。棚板を壁面什器とつなげることで、一体感のある長い壁面棚を構成します。
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外角タイプ: 柱の周りや、什器の島の端(角)を囲うように設置するタイプ。360度近い視認性を確保でき、どこから見ても商品が目に入るように設計されます。
VMD・設計のポイント
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棚板の「ヌケ」と「連続性」: 隣接する壁面什器と棚板の高さ(ピッチ)を揃えることで、視覚的なノイズを減らし、売り場全体を広く美しく見せます。
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アクリル製ディバイダー(仕切り)の活用: コーナー部分は奥が深く、商品が乱れやすいため、アクリル製の仕切り板を用いてフェイシングを固定し、常に整然とした状態を保ちます。
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照明による奥の解消: コーナーの奥は暗くなりやすいため、棚下LEDやスポットライトを併用し、角の奥にある商品まで明るく照らすことが重要です。